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〜 アトピー性皮膚炎 〜


プールの塩素濃度と現在家庭で使用されている水道水中の濃度と同じ?!
近年増加の一途をたどり、難治化している代表的現代病です。
ある種の環境の変化に伴って起きる危険信号がアトピー性皮膚炎という形で表現されて いるともとらえられるのです。
これまで言われていた環境因子はダニやタマゴ等の食べ物であることは衆知なのでここでは省略いたします。
もっと重大な悪化因子が存在すると言われているのが水道水中の塩素です。
塩素は水の汚染が増すに従い水道が普及され始めた当初に比べるとここ10年〜20年 の間でかなりの濃度が入れられています。
水道水の塩素濃度の基準は蛇口の水が0.1P PMの濃度以上ということになっており、その上限はなんとないのです。
給水する場所で濃度に変化を意図的に操作をしているかどうかは不明ですが、検査したところ高いのは東京、横浜、川崎、船橋といった大都市で大体が0.7〜1PPMといった結果が得られたという報告がされています。
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* 0.5〜1PPMといっても、どの位なのかおわかりにくいと思いますのでプールに入れる塩素濃度と比較してみます。 プールはある一定量の閉ざされた水の器でその中で不特定多数の人間が出入りするところです。 細菌も繁殖し易い状況にあることは、誰しも容易に想像がつくところでしょう。 実際、この中の細菌の繁殖を抑えるにはかなりの濃度の塩素が使用されることになるのではと考えられますが、その濃度は0.4〜1PPMなのです。 皆さんが現在家庭で使用されている水道水中の濃度と同じなのです。 いや、そう表現するよりは、プールの塩素濃度と同レベルの濃度にもはや水道水がなってしまったというのが正しいのです。
東京都太田区ではそれ以上の1.5PPMという濃度が検出されています。人間が塩素臭を感じるのは0.5PPM以上の濃度だそうです。 塩素濃度が高いというのはまずい水ということだけでなく、危険なことなのです。
塩素というと、トリハロメタンが発ガン性があるということはご承知のことと存じます。 それで、多くの方がその防御手段として、家庭用浄水器を使う飲み水としてミネラルウォーターを買ってくるということが、今日ではなされています。 現在水源地の汚染が改善されないかぎり、自衛として当然のことと思いますが、ただ残念なのは、なぜ皆さん飲み水だけに注意が注がれているのかということです。 化学物質の吸収経路は消化管、呼吸器、そして皮膚なのです。
アトピー性皮膚炎の患者の方ではプールに入ると悪化することを自覚している方は大勢います。 そのような方の中には、塩素が悪いのではと疑惑を持ちプールに入るのは自ら避けている方もいます。 しかし、フロに入ると痒くなる。ヒリヒリする。赤くなるといった一連の症状は湯に入ったため体温が上昇するためだと当然の様に納得されているのではないでしょうか。 まさかプールと同じ濃度の塩素が水道水に含まれているとは思わないのでそう錯覚するのも無理はないことと思います。
物質の皮膚に対する刺激、アレルギーという観点から整理しますと、無論これは刺激を受ける側の個人差もありますが、ある一定の濃度以上になれば誰しも刺激を受ける量があります。 また、それに対するアレルギーがあればより低濃度でも刺激を感知し、反応します。
まだ、水の汚染が少なく公害問題が取り出されたる以前、1960年代当たりまではおそらく各地の水道水の塩素濃度は、その最低基準の0.1PPMに近い値であったものが知らずのうちに高濃度になり、毎日の生活の中でお風呂やシャワー( シャワーは水が玉状になって表面積も増すため、短時間で大量の塩素を暴露するためお風呂以上に影響が大きい)を浴びることで慢性的な刺激を受け、一部にはアレルギーとして反応し、塩素皮膚炎(提唱)が従来からあるアトピー性皮膚炎という形で表現され、または、アトピーの誘発因子として働いているととらえております。 アトピー性皮膚炎は塩素という化学物質過敏症の側面を持っているということです。
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* 何よりも大事なのはその個人個人の悪化、誘発因子をくまなく取り除き生活全般を見直すことと思います。 アトピー性皮膚炎はその治療は現在でもステロイド外用が主流ですが一部の医療機関ではステロイドに代わる代替療法も積極的に取り入れられてきています。治療を受ける側から見るとそれぞれ個々の医療機関は一体アトピーをどのような概念で考えているか、果たして治療法はいかなるものかを認識した上で自分自身でそれが納得のいくものであれば、治療を受けられれば良いと思います。

ステロイドを使わないアトピー治療をめざしましょう
1)正しいスキンケアー用品の選択
<洗浄剤>
特にアトピー用と銘記されていなくてもできるだけ化学物質や合成界面活性剤の入らない安全なものを基本に、 自分に合うものを選択する。
<ステロイド外用剤以外によく使われる外用剤>
抗ヒスタミン剤、ワセリン、尿素入り軟膏、アズレン含有軟膏、モクタール、紫雲膏、 太乙膏、グリテールパスター、亜鉛華軟膏、など。
<一般によく使われる保湿剤>
オリーブオイル、ホホバオイル、スクワラン、馬油、セラミド含有クリーム、ゲルクリームなど。 ドクダミ、ヨモギ、アロエなどを含んだクリームなども良く使われる。
<保湿剤は油ものより水もの>
どうしても保湿剤が欲しい人には水性の保湿剤がお勧め。 油性のものから水性のものに変えていくことで痒みが軽減される人も多いようです。ぜひ試してみては。
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2)温泉(入浴)療法や海水浴療法
<温泉療法>
入浴療法も含む。取りあえずその場の酷い症状を抑えるのには効果があると言われている。温泉そのものの効果もあるようだが、 それ以上に精神的にリラックスできるという利点の方が多い。
<海水浴療法>
−アトピー性皮膚炎の患者が海水浴に行くと症状が軽快するというところから、考え出された療法。 海水の殺菌力や紫外線の作用。また海水浴に行くことで心理的に開放されたりすることで効果が現れるのではないかとも言われている。 塩分や日光に対して過敏に反応するアトピー患者も多く、誰もに向いている療法ではない。
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3)断食療法
アトピー性皮膚炎の症状を抑えるのには画期的な効果があるようだが、持続する事が難しいことや中止した後の反動も大きい。

4)食生活の見直し
高カロリー・高たんぱくの食事を減らす−野菜や魚を多く摂り、脂肪の多い食べ物を控える。 野菜は繊維やビタミン等も多く含まれている。
甘い物の取り過ぎや加工食品は控える−糖分は腸の中で発酵し、そのため腸に傷がつきやすくなりアレルゲンとなるものを受け入れやすくしてしまう。 加工食品は化学物質の過剰な摂取につながる。
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5)何よりも規則正しい生活
不規則な睡眠や過度のストレスは、自律神経に支障を起こしホルモンの分泌を異常にする。 痒みで眠れない人は、適度な運動をして身体を疲れさすことも大事。ストレスを発散さすという意味でもスポーツに勝るものはない。

6)生活環境の改善
寝具類は、掃除機をかけたり日光に良く当てる。ダニの進入を防ぐ高密度の寝具も最近ではシーツなども開発され手に入りやすくなっている。 カーペットよりも畳のほうが汚れが目立ちやすいため掃除も行き届きダニや細菌を減らすのにも効果的。常に部屋の換気を心がける。
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